積みゲー崩しと備忘録のようなもの

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FarCry6

PS5でファークライ6を遊んでおりましたので感想文です。
ファークライ6に出てくる架空の国とゲリラたちはキューバチェ・ゲバラがモデルになっているそうです)
難易度の一番低いイージーモードで、ストーリークリアまでの時間は43時間でした。

 

トレーラーはこちら↓

www.youtube.com

自動生成字幕を出して観ると気が抜けるのでオフにするのをおすすめします。

 

一言感想:一度ゲリラになった者は 永遠にゲリラだ。

 

 

あらすじ

独裁者であるアントン・カスティロが支配する国、ヤーラ。
ヴィヴィロと呼ばれるガン治療薬を開発したヤーラではヴィヴィロの生成のため未だ奴隷制度や人体実験が横行していた。
ヤーラで孤児として育ったダニー・ロハスとその友人たちは国を出て新たな環境で人生の再スタートを切ろうと計画する。
ところが国外脱出計画は失敗に終わり、友人を亡くしたダニーはヤーラでの革命を目論むクララ・ガルシア率いるリベルタードでのゲリラ活動に身を投じることになる。

ゲームについて

・日本語音声……あり。
・日本語字幕……あり。
・主人公……ダニー・ロハス
性別を選ぶことができ、自我があるタイプの主人公。
日本語ストーリートレーラー映像のダニーは女性です。
・仲間……個性豊かな動物の仲間、アミーゴがいます。

・ゴア表現……あり。多用するであろうサイレントキル描写がエグめ。

感想(※この先ネタバレあり)

ストーリークリアはしたものの、サブミッション等まだ全然やりたかったことが終わっていない状態なので現時点で書けそうなところだけ記事にしておきます。
キャラクター評が主になります。

 

※この先はストーリーについてエンディングまでの致命的なネタバレを含みます。
時系列順等には並べていないため、プレイ予定・未クリアの方はご注意ください!

 

今回の状況:ストーリーモード(イージーモード)、主人公ダニーは男性にしました。
攻略順はモンテロ→マキシマス・マタンザス→レジェンド&ラ・モラールの順番でした。

 

BGM

車で聴ける曲は全体的に3を思い出す、南国感のあるノリの良い曲が多めでしたね。
マキシマス・マタンザスが歌っていた曲のサビのあたりはNDの双子やハイウェイマンが好きそう~と思いました。
でも、耳にする場面が多かったからかわたしが一番印象に残っていたのはPS5のゲーム選択画面で流れているとても静かなイントロのBGMだったんですが、最終決戦の地となったトーレ・デ・レオンに突入して大量の兵士に囲まれている時にタイトル画面の曲の旋律が流れて来た時は鳥肌が立ちました。こんな激しい銃撃戦の時にこれを流すの!?と。
……で、今回この記事を書くにあたってサントラを覗いて来たのですが、
この曲のタイトル『Libertad(リベルタード)』なんだ……と、今更また鳥肌立ってます。
このLibertadのメロディーのアレンジが色々な曲で使われているようなのでトーレ・デ・レオンで聴いたのは厳密には別のBGMなのかもしれませんが、クリアした今「あの場面&あの場所でこれを流してくるって改めてすごいな……」と呆然としています。
あの結末を考えると余計に。

登場人物について

人数が多いので、特に言及したい人たちについて少しずつ。

ダニー

孤児。犬派。元は軍隊に所属しており戦闘スキルが高い。朝が弱い。
車に乗るとカーラジオにあわせてうろ覚えなんてレベルじゃない鼻歌を歌うことがあり可愛いです。
余所者じゃないFarCryは初めてだなあ、と思いましたがストーリー展開的には既に出来上がっている仲良しグループに乗り込んで「仲間になってくれ」と頼みに行く立場だったので結局余所者みたいなもんでした。
でもダニーには妙にカリスマ性があるし口だけじゃなく強いし良い奴、しかも物怖じしなくてコミュ力が高いので全然楽勝でしたね。
そして、あまりに残虐すぎるマチェーテキル+やたら明るい声の「アディオス!」が怖すぎる。
ダニー、こんなにいい奴なのに一気にヤバい奴っぽくなるのやめてくれ😂
……でも実際ダニーはゲリラ活動を楽しんでいる部分が濃く、世のため人の為というよりは「ただ楽しいからやってる」感が強い気がします。
思えばダニーは最初から大してヤーラに思い入れなどなく、国を捨ててメキシコ?アメリカ?に渡ろうとしていたうちの一人だったんですよね(※ちなみに今回の隠しエンディングは当初の予定通りアメリカへ行くエンディングだったそうです。わたしはまだ見る事が出来ていません)。
怒られるかもしれませんが、実は今回のシナリオ上いちばん狂っているのはダニーなのではないかとすら思っています。

リタ

ダニーの友人。
毎度毎度ファークライは導入が怖いので逃げるのに精一杯であまりシナリオを理解できていなかったのですが、スクショを見返してみたところリタはリベルタードとしてヤーラを守るつもりでおり、国外へ行くつもりはなかったようです。
そういえばダニーが半ば無理矢理リタを脱出船に乗せたんでしたね。
その結果リタは還らぬ人となってしまいました……彼氏のフリオがあれだけ怒ったのも仕方ないですね。

 

アレホ

プロローグにあたる序盤で、ダニーと共に国外脱出を夢見ていた青年。
ダニーの友人にこんなこと言いたくないんですが、うっかり者すぎない!?
相手が武装兵なの見たらわかるのになんでそんなことしたの!?という驚きでずっと印象に残っています。いや だってそりゃそんなことしたら死ぬでしょ……。
ストーリー途中で毒に侵されたダニーがアレホに「お前はツイてるよなあ!なんで俺が死んでお前が生きてるんだよ!」と罵倒される幻覚を見ていましたが、君は自業自得だったろ!ダニーのせいにすんな!と心の中でツッコんでしまいました。

 

クララ・ガルシア

今作は全体的にキャラクター描写が薄めでしたが、クララは特に「もう少し掘り下げが欲しかったな……」と思ってしまったキャラでした。
主人公にあれこれ指示を出してくる割に自分で動いている場面が少ないので、4のサバル&アミータを思い出してしまいました(※彼らが嫌いなわけではありません)
みんなが絶賛しているわりに人となりの分かるミッション等も特に無い為クララのカリスマ性も終盤まであまり良くわからなかったのですが、アントン邸での食事のシーンで「真のヤーラ人、非国民、どっちもヤーラ人じゃない!」とアントンに向かって放った台詞がとても好きです。
クララは賢いので、最初から『悪逆非道の大統領を倒し、国は平和になりました。めでたし』……という結末にはならない事を承知の上でゲリラ活動をやっていたようでした。
ヴィヴィロ製造や化学兵器の製造を止めたその後のヤーラをどうやって立て直していく予定だったのでしょうか。
クララの思い描いていた革命のゴールがどんなものだったのかわからないままさよならすることになり、非常に残念でした。

 

フアン

クララの死はダニーというより半分以上フアンのせいだと思ってるんですが、皆様はどうお考えでしょうか🎤
ただ、躊躇なくディエゴを殺ろうとしたり「アントンのガキが死んだところでどうだっていい」と言い放った事に関しては個人的に腹は立ちますが、まあしょうがないよな……という気持ちの方が強いです。
実際にディエゴと会って話をしたり助けてもらったりした経験のあるダニーと違って、大多数の反カスティロ派ヤーラ人からすればディエゴも憎悪の対象でしかないんでしょう。
KGBでありCIAに居た事もあるということで、某ウィリス・ハントリー(フルネーム)とも繋がりがあるようですし、多分あんまり信用しちゃいけない人ですねこの人は。
しかも仲間の立ち位置に居るので、ある意味ベンベより性質が悪い気がします。
……それよりもフアンはエンディング後の密輸人との会話が不穏で怖かったです。
ヴィヴィロの横流しをしている事を知っていたらフアンの言う事など聞かず、カナダ野郎ことマッケイを躊躇なく殺してやったというのに。
原語版だと、フアンと話していた密輸人の声=3のバースと同じ方らしいですね。日本語版もそうだったのでしょうか。

 

カルロス・モンテロ

よそ者め!あっち行け!という感じだったのに、わりとすぐ「頼みがある」と素直に頼んでくるようになったカルロス氏、かわいかったです。
だから余計にあの退場の仕方は悲しかった……やっと仲良くなれそうだったのになぁ。
厳しい事を言いながらも息子は見捨てる事が出来なかった、その親心が美しくて悲しいなと思います。

 

エスパーダアレハンドロ

エスパーダとアレハンドロがカルロスを呼ぶときの「パパ」のイントネーションが可愛くて好きです。
アレハンドロとの一件はカルロスにしてもエスパーダにしても、切っても切れない悲しい家族の絆を感じました。
見捨てる事ができたらどんなに楽だろうかと思いながら、それでも見捨てられなかったんですよね。きっと。
でも結局モンテロ家のクエストラインクリア後にアレハンドロは姿を消し、その後エスパーダや地元農民たちの元へ戻っては来ない……というのも妙にリアルでした。
ダニーはずっとアレハンドロに対して優しかったですが、アレハンドロは「姉とダニーがいるからここに残ろう」とはならなかった。
どれだけ身を粉にして働いてもアレハンドロにとっては所詮ダニーは部外者であって、彼ら家族の仲に立ち入る立場には無いのだなあと感じました。
でもアレハンドロはビーチョの爪の垢を煎じて飲んだほうがいい。彼は逃げなかったぞ!

 

フィリー

お調子者青年。
とんでもないことをしでかしてくれますが、タバコ吸いながらちょっと微笑んでくるシーンは若干キュンとしちゃいました。実は結構顔がいいんだよなフィリーは。
あと、最終決戦前に話しかけた時にフィリーだけがダニーの身の安全を心配してくれたのも印象的でした。
やる時はやる男、フィリー。

 

ミゲル

カルロスの友人。カルロスに頼まれてダニーが助けに行くことになった人です。
ミゲルが用意したスナイパーライフルに弾が入ってなかった(詰まったんでしたっけ?)のは、わざとだったんでしょうか……。
ただ、エスパーダがカルロスとフィリーは囚われているところを助けたのに意図的にミゲルだけ置いて行ったという話が本当だとしたらミゲルの怒りも理解はできます。

 

パオロ

元軍人。現在はマキシマス・マタンザスで彼女のタリアと共に音楽をやっています。
パオロはトランスジェンダー男性ですが、「俺も彼氏と一緒にいることを法が認めてくれるならリベルタードに入ってもいい」と話していた男性モブが居たことから、どうやらヤーラはLGBTに厳しい国のようです。
初対面時は彼女を放っぽって隠れたり革命に対して後ろ向きな姿勢を見せたりと頼りなく見える場面も確かに多かったのですが、平和ボケした日本人の目線から見ると「パオロ、そんなに罵倒されるほど悪い事言ってるかなぁ」と疑問でした。
"危ない国からなるべく安全に出ていきたい"って考えは理解できますし、その考え方に性別は関係ないんじゃないでしょうか……。実際ダニーも最初はそのつもりでしたし。
男でも女でも怖いもんは怖いし、危ない橋を渡らずに済むならそうしたいですよね。
しっかしパオロもわりと頭に血が上り易い性質で、まだ情報を引き出せそうだった医者をすぐ撃ち殺してしまった時は「あんたら(※パオロとタリア)お似合いだよ……」と笑うしかありませんでした。
終盤は勇敢に戦ってくれた上、ダニーを認める言葉をくれたり、ディエゴくんが撃たれたと聞いて心配する素振りを見せたりと、強くて優しい一面が色々見られました。
タリアやビーチョとずっと仲良くいてくれるといいな。

タリア

マキシマス・マタンザスのボーカル。パオロの彼女。
クララの友人で、リベルタードは元々タリアが発案したものだった?ようです。
パオロと共にアメリカ行きを考えていたようですが「アメリカン・ドリームは肌の白い金持ちのためのもの」という考えが強く、アメリカへ渡ったところで幸せになれるわけではないと半ば人生を諦めているようなところがありました。
コンサートのミッションは非常に熱くてよかったです。
ただね、タリアもちょっと考え無しすぎるというか……ひとたびカッとなったらとんでもないことをしてしまうところがあるのでヒヤヒヤしました。
マリアと対峙した時のシーンなんてその最たる例でしたね。
彼氏を侮辱されて我慢ならなかったというのはパオロとの絆や関係性を感じて好きなんですが、ゲリラとして活動するには些か衝動的すぎるかなぁとも思いました。
マキシマス・マタンザスはかわいいけど向う見ずな若者の集まりという印象です。
NDの双子やバースを彷彿とさせる、活き活きしてるけど悪い人に目をつけられて早めに散ってしまいそうな危うい若さを感じます(だからこの地で死人が出なかった事は非常に意外で、とても嬉しく思いました)。

 

ビーチョ(パズ)

メキシコからの移民。タリアとパオロの音楽に惚れ込んでおり、彼らの良き友人。
“パズ”という名前は本来女性名らしく、名乗るのが嫌だったのか“ビーチョ”という愛称で呼ばれています。
カリスマのあるタリア&パオロのように『声』で人を導くこともできず、バリバリに主人公補正で激強のダニーのようにかっこよく戦うこともできない……と自分の存在意義に悩む、ファークライシリーズでは珍しい村人Aポジションであり非常に人間味のあるキャラクターです。
お人好しな彼の人となりがわかるミッションが非常に楽しかった。
わたしの中ではビーチョはディエゴくんとダニーに並ぶくらいに好きなキャラになりました。
明確に生殺与奪権を握っている状態で憎い相手を殺さないって選択、実は相当難しいのではないかなとわたしは考えているので(実際タリアとパオロは頭に血が上ったらすぐに相手を撃ち殺してしまいましたし……)、あれだけ挑発されてもベンベを撃たなかったビーチョはとても精神力が強くかっこいい男だと思いました。
そういうところがヤーラでは腰抜け呼ばわりされてしまうのかもしれないし、そのことこそ悩みなのかもしれないけど、彼はもっと自分に自信をもっていいと思います。
実際あのベンベの居場所を探し出して追い詰めるところまでやれていましたし。すごいぞパズ!

↑この酔いどれ自撮りが可愛くてお気に入りです。
ちょっとダニー、その写真わたしのLI○Eに転送してくれませんか?

 

ベンベ

年若いイケメン。でもどっからどー見てもやばい人。
3のバックみたいな立ち位置の人かと思っていたので絶対最後は敵側に回ると警戒していましたがそんなことはありませんでした。
っていうかもうこれほぼほぼ敵だろと思うような事を何度かやらかしてくれたのに、ダニーにベンベをやっつける気持ちが一ミリも無かったからドンパチ展開にならなかっただけという気がしないでもないです。
モブたちの国外脱出を手伝いつつ、若い女性に対してはしれっと「あんたたちが降りるのはここじゃないんだ」と貨物トラックの扉を閉めるところ、怖すぎました。
あの女性たちはあの後身体か臓器を売らされる羽目になるんでしょうか。
でもベンベに一切詳細を訊ねないダニー……!おまえ……!そんなんだからベンベみたいな奴にまで利用されるんだぞ!笑

 

エル・ティグレ

最初からダニーに好意的でとてもかわいいおじいちゃん。
若者たちの意思を尊重し、新しい考え方を取り入れながら老若男女手を取り合って一緒にヤーラを良くしていこうという柔軟な考え方の出来る素敵な人でした。
ラッキー・ママがこっそり教えてくれたロボとエル・ティグレのエピソードから考えるに、エル・ティグレもクララと同じく周囲を気遣いながらうまく周りを引っ張って行ける人だったんだろうなと思っています。
ロボが権力に飲まれた事を周囲に言わずそれどころか立派にゲリラとして生きて死んだという銅像まで建て、死後も尚ロボのプライドを守ろうとしていたんですよね。なんて情に厚い人でしょう。
もっと話を聞いてみたかったです。

 

ロレンツォ

1967年の革命時、エル・ティグレやラッキーー・ママ、ロボたちと共にゲリラを率いた一人。
ハンサムな上、詩人=ロマンチックな事を言える語彙力がありそうだから若い頃は爆裂にモテただろうなと思ったら、実際その通りだったんですねぇ。悪い男だ。
この人の個人ミッション名は笑いました。
愛の種〜 じゃねえよw

 

ラッキー・マママティアス

※所属の違う2人ですが、同じお医者さんということでまとめています。
この2人の他者への思い遣り精神と優しさがとても好きです。
ファークライシリーズでまともな倫理観を持ったお医者さんポジションキャラに出会うとホッとしますね。
ラッキー・ママは、ベニテス大将を吊るして騒いでいたラ・モラールに「あの人を下ろしな」と諭していたシーンが特に好きです。
いくら憎き敵であっても、そしていくらベニテス大将が同じようにアウトキャストたちを吊るしていたとしても死人をあんな風に扱うべきじゃない、って考えられるのはすごいことだと思います(ロレンツォの台詞から推察するに、67年の革命時にラッキー・ママたちも当時の敵に同じことをしたのかも?)。
一度革命を経験している人が言うからこその重みがありました。

 

イェレナ

ラ・モラールのリーダー。美人さん。
性差について言及すること自体あまり時代に合ってないのかなと思いつつ口走りますが、今作も強い女性が多くて本当に良いですね。
ホンロンとは幼馴染であり腐れ縁のようです。

 

ホンロン

ラ・モラールの準リーダー。
腕にYARA♡って書いてあるの最高にかわいい〜!
元野球選手で、ファンが沢山いたようです。
どうやら野球は今のヤーラでは禁止されたスポーツのようですが、大学在学中にこっそりやっていたんでしょうか?
実はわたしの中では女性キャラで一番好印象だったのがホンロンだったので、あんな別れ方になってしまいとてもショックでした。
イェレナからホンロンのお兄ちゃんの話を聞いた直後くらいのタイミングだったのに、まさかあんな展開になるとは……。

 

グアポ

フアンと出会った時に仲間になってくれるワニ。
グアポは、美しい人・ハンサムな人といった意味のある言葉だそうです。
遠くから追いかけてくる時の全力感が可愛くて好き。
牙が片方しか無い事に終盤あたりで気が付きました。

\ごめんなグアポ!ワニは乗れない!/

 

チョリソー

血の気の多いダックスフント。多分本作のヒロイン(オスだったっけ?)
あんなかわいい顔しておいしそうにワニの血を舐めてるシーンが好きです。
お目目がキラキラすぎる。
でもお腹がすいたら容赦なく一緒に育ったワニの子を食べちゃう残忍さも持っているそうです。
兵士に近寄って愛らしく気をそらす作戦はきっとチョリソーにしかできませんね。
後ろ脚は動かないのかなと思って良く見たら、どちらもありませんでしたね。
先天的な障碍なのか、ヤーラの過酷な環境で失ってしまったのか気になるところ。

 

ブンブン

前世が保安官だったプレイヤーにはお馴染みのアミーゴ。
なんだか長旅で薄汚れてしまっていますが、元気そうで安心しました。
乗り物に乗せて貰えるようになって良かったね!

ブンブンをコンテナに入れたのはハークだったようです。

名前だけでも登場するハーク、スタッフに愛されてるなあ。
この世界線でのカルト教団は一体どうなっているのでしょうね。

 

チチャロン

なに?この反抗期の娘と父親みたいなクエスト。笑
『かわいがる』コマンドで絶対撫でさせてくれないの笑いました。
正直、チチャロンのクエストはファークライ6で上位5位以内に入るくらい面白かったです。
チチャロンの飼い主?のレイナルド、片腕が義手だな……と思ったらどうやらチチャロンに食いちぎられたらしいです。
「俺を守るためにやった」ってほんとですか?
レイナルドさん、やたらと「チチャロンは正義のニワトリ」と言ってますが、彼はただひたすら暴れているだけという可能性は??
レイナルドさん、言いづらいんですがこれ多分正義じゃないよ。
ヒヨちゃんパターンだよ(※ヒヨちゃん=動物のお〇者さんに登場する凶暴なニワトリ)

K-9000

全然まともなスクショが無かった……

DLC(シーズンパス)特典のアミーゴです。
世界観ガン無視の犬アミーゴ。犬好きダニーは大喜びですね。
ロボットっぽいですが、通りすがりのモブには他の犬アミーゴを連れている時と同じく「ちゃんと餌をやってるの?」と話しかけられます。
罠やカメラ、警報の位置を知らせてくれる能力を持っていますが、今作は基地の周辺にリベルタードが用意したハッキングパソコンが置いてあるので能力が霞んでしまい少し残念でした。

 

※ここまでで未開放のアミーゴが居ますが、まだ出会えていないので今回は省略します。

 

マリア
思っていたより上品な人でした。
ホセほど苛立たせてはこなかったけれど、例のイカれ芸術家が作ったアウトキャストの死体に金属ぶっかけたオブジェが屋敷のあちこちに飾ってあってドン引き。
台詞がかなりうろ覚えなのですが、メインミッションの途中でダニーが検問所をトラックで突破する際に兵士に止められ「積荷は……クリスマスツリー?ヤーラで育つのか?」と怪訝な顔をされて「メキシコで高く売れる。マリアの新しい顔の資金源だ」とめっちゃ失礼な冗談を返したシーンが好きです。
兵士、怒るどころか笑って通してくれたんですよね。

 

ベニテス大将
もっと厳ついゴリラみたいな女性かと思ったら、ガタイは良いものの想像よりも綺麗な人でした。
ネイルしててかわいい。
ベニテス大将が籠城していた要塞周辺の砂浜に、ベニテス大将の人生史のひとかけらのようなメモが落ちていました。
今作はこういうメモでキャラクターの掘り下げを試みているようですね。
世界観補完の文章を探し回るのは大好きなものの目が節穴でなかなか見つけられないので、メモ類はもうちょっと見つけるためのヒントがあれば嬉しかったなあと思います。

 

マッケイ

通称:カナダ野郎。
ダニーを「バックパック君」と呼ぶセンスは正直嫌いじゃないです。
あろうことかわたしはフアンの言う事を聞き入れてコイツにとどめを刺さなかったので、未だにモヤモヤしています。
エル・ティグレとホンロンの仇!と自分の心に素直になって殺しておくべきでした。

 

ホセ・カスティロ

アントン・カスティロ氏の甥。ちょっと頭が足りない。
ディエゴくんのことめちゃくちゃ恨んでる上にめちゃくちゃいじめててドン引いてしまいました。
『またディエゴの私室に忍び込んであいつの靴下にウ○コしてやるんだ』と書いてある日記を読んだ気がするんですが、あんたそれやってる時自分で自分が空しくならなかったの?ならなかったなら相当だね……頭お大事に……と思いました。
こりゃ完全に子供のまま大人になった人だなぁ。
仲間の兵士にも「哀れな男」って噂されてて笑いました。
ホセの拷問部屋、ディエゴの顔を塗りつぶした絵があったりナポレオンを自分に置き換えた絵があったりしました。マジでやばいなこいつは。

というかディエゴの顔塗りつぶしてるこの絵、アントンに見られる可能性は無いのでしょうか……。

でもぶっちゃけこういうキャラをボコボコにするの好きです。
君が楽しめるのは殺戮パーティーだけだよ♡君はやられる側だけど♡

 

アントン・カスティロディエゴ・カスティロ

独裁者とその息子。
わたし個人の感想として、今までやってきたシリーズの中で一番ラスボスの狂気度を感じなかったのが6だったのですが、エンディングが一番ショックだったのも6でした。
えっ?それ単純にお前がショタコンだからだろ!って?
いやいやそんな!誤解ですよ!ちょっと聞いてください自分なりに言い訳を色々考えたので……!

今回の物語では『過去のラスボスと比べてアントンの行動は比較的一般人であるわたしにも理解し易い』『アントンの内面が過去~現在に至るまで殆ど開示されなかった』という点がここまでわたしが感情を引き摺る要因になったのかなと分析しています。
13歳の頃までのアントンがどういう人物だったかわからないんですもんね。
元々はディエゴくんみたいに良い子だったのが父親の死で捻じ曲がっちゃったのかもしれない。

アントンのやっていることって、もちろん褒められたことではないしアウトキャストや奴隷側に回ってしまった人たちにとって彼は悪以外の何者でもないのですが、きっとこういう事って過去に(ひょっとしたら現代でも)どの国でも有り得たことなんだろうなとも思うんですよね。
3~5はまだどこか他人事というか、フィクション作品だなぁと思える要素のほうが強くて、だからこそゲームとして純粋に楽しめていた部分があったんですが……。

エル・ティグレたちが成し遂げた革命の後、ヤーラは長いあいだ貧困問題に苦しめられていました。
アントン・カスティロ大統領は確かに独裁者ではあるのですが、ヴィヴィロや化学兵器という強力な発明で長年ヤーラ国民を苦しめていた深刻な貧困問題を解決した人物でもあります。
ディエゴと共に亡命する事をすすめられてもアントンがそうしなかったのは、やっぱり彼の中には父の残したヤーラを良くしたい、他の国に舐められて蹂躙されるような国にはしたくないという思いがあったからなんじゃないかなと思っています。

そんなアントンが最後に選んだのは後継ぎとして“わざわざ作った”はずのディエゴを道連れにした心中だったわけですが、「子供には未来があるのに!どうして!おのれアントン!」と暴れるショタコンの自分と「いや、独裁者の後継として産まれてしまった時点で彼に平穏な未来などなかったのだろう」と冷めた目で見ている自分がずっと脳内で殴り合いの喧嘩をしている状態です。
アントンの内面は全く描かれなかったし、すごく歪んでるけれど、あれもきっとアントンなりの愛情だったのだろうと解釈しています。
あれだけ憎まれた独裁者の息子が生き延びたとしても平穏に生きていける未来は、きっとヤーラには無いもの。
アントン自身がそうだったように奴隷として働かされるならまだ良い方で、過激派に捕まって残酷に処刑される可能性だってありそうです。
いくらダニーが尽力したって守れないものはあります。
クララ・ガルシアの命だってそうだったんだから。

……でもやっぱり子供が死ぬ話はフィクションでも遣る瀬無いですね。
外国のゲームって基本的に子供の死(特に“死”の瞬間)を描かないものが多いと感じていたので完全に油断していました。
ネタバレになるからタイトル言えないですが別の某ゲームでも似たようなことがあって数日引きずりましたもん……。
ディエゴが大人だったら多分ここまで引きずらなかっただろうなという気持ちは正直あります。
……って考えるとやっぱりこれわたしがロリショタコンだからこんなに引きずってるんですかね?
でもあまりに不憫で。彼の13年の人生は一体なんだったのか。彼は公務以外で外に出たことあったのかなあ。
マリアが母親であることは一応民衆には隠してあったようなので基本的にはお母さんとも離れて暮らしていたんでしょうし……。
少なくとも野球ボールや野球選手のカードを与えてもらうくらいのご褒美はもらっていたようですが、アントンやマリアと親子らしいことは出来ていたんでしょうか。
フィクションとわかっているのに深く考えれば考えるほどつらい。
ディエゴくんはキャラ設定があまりにいい子すぎたんですよね。
仮にホセみたいな性格と態度のクソガキだったらショックも受けなかったんだろうな。
なんて言ったらいいんでしょうか、あんなに何度も自分を助けてくれた子供をあの地獄から救う事が出来なかったという無力感のようなものが心にずしんときてしまって、今回のエンディングは個人的にかなりしんどかったです。
一度は父の元から離れて国外に出ようとしている姿も見てしまってるので、余計に。

 

その他

・これ書いていいものかすごく悩んだんですが、今作で軍事基地を占領した時の演出&各勢力がリベルタードに加わってくれた時の演出、ちょっとダs……個性的じゃないですか?

(NDの基地開放演出↑はあんなにかっこよかったのに……)

最初この写真↑見た時、爆笑しちゃったんですよね。

なんでだろ……文字色とフォントのせいでしょうか?
人物紹介時の演出みたいに原文表示のままでも良かったのでは。
というかほぼ何もしてくれないクララとフアンがしれっと写真撮影に混ざって来るの何回見ても「ちょっと待って♡」って気分になるんだよな。

 

あと、ちょっと気になった要素はバグくらいでしょうか。
音声が出なくなるバグや進行不能系バグが数回ありましたがゲームを終了して再起動したらどうにかなりました。

 

とんでもなく長くなってしまった。
まだもう少しやってみたいことがあるので、それらが終わったらまた改めて感想を書こうと思っています。

今回はとりあえずここまででおしまい。
ありがとうございました!

 

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シリーズ過去作品の感想はこちら

 

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