積みゲー崩しと備忘録のようなもの

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Life is Strange: Before the Storm

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Life is Strange: Before the Stormの感想です。
現時点でDLCは購入していないので本編のみとなります。

 

一言感想:救えないと分かっている者たちの日常を覗くのは想像以上にしんどかった

 

※記事内容を大幅に削除・修正しました。(2022/5/28)

 

 

 

※今作はLife is Strangeの前日譚となっています。

当ブログにおけるLife is Strangeの感想はこちら↓

 

nksz.hateblo.jp

 

 

あらすじ

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2年前に最愛の父親を事故で亡くした16歳の不良少女 クロエ・プライス

最愛の親友であったマックスも街を出て行き、学校にも家にも居場所が無いと感じるクロエは荒んだ日々を送っていた。
ある夜、親の目を盗んで出かけた好きなバンドのライブでトラブルを起こしかけた彼女を救ってくれたのは、学校の有名人であり優等生であるレイチェル・アンバーだった。
それまでは周囲からの評価も正反対で全く接点の無かった2人は急速に距離を縮めていき、レイチェルとの交流を続けていくうちクロエはアンバー家の秘密を知る事になる。

 

ゲームについて

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Life is Strange本編へと繋がる、タイトル通り『嵐の前』の物語。
今回のエピソードは3つ。
+マックスの引っ越し前日を描いた幼い頃のマックス&クロエが登場するDLCがあります。

 

操作はほとんどLife is Strangeと同じ。

今回は開発会社が変わっているようですが、雰囲気はきちんと引き継がれています。
前作と違い今作は時を巻き戻す能力を使えないので、人の生死に関わる出来事や再起不能になるようなトラブル等、本当に取り返しのつかない出来事はあまり起きません。
その代わりに今回はクロエと誰かの“口喧嘩”(相手を上手く言い負かすことで物事を多少有利に進める事が出来るバックトーク)がありますが、前述の通り巻き戻し機能が使えないので上手くいかなくても普通に話は進んでいきます。

 

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あらすじはクロエの手によるお手製日記で、マックス宛の届かない手紙のような文面となっています。

 

前作に出てきたネイサン・プレスコットやビクトリア・チェイス、そしてもちろんプライス家のジョイスさんやデイビッド等のキャラクターも少しだけ登場しますが、メインはクロエとレイチェルの交流となります。

前作はマックスがクロエのブレーキ役として機能していましたが、今作のクロエ&レイチェルは悪事を止める人間が居ないせいでやりたい放題です。
「さすがにそれはないだろ……」とドン引きしてしまうような事も平気でやるので、今作のストーリー展開・キャラクターは人によっては合わないかもしれないなと感じました。

 

感想(※この先ネタバレあり)

今回もSteam版。

プレイ時間は大体10~15時間ほどのようですが、わたしは案の定時間がかかってしまい1周終えた時点で17時間でした。

何故かわたしの使用しているゲームパッドを上手く認識してくれなかったので絶望しましたが、モードを切り替えてXboxコントローラを有効にチェックを入れたら動くようになりました。
(でも何故かRT/LTボタンを認識せず走ることが出来なかったので移動が大変でした……) 

 

今回もストーリー中にメモしていた感想をまとめ直しました。

前回はあまりにも細かく書きすぎて記事が非常に長くなり反省したので、今回のプレイメモは極力削って本当に気になったところだけを抜粋する形に変えました。

 

ゲームプレイ中の感想

 『Life is Strange』のネタバレも含みます。

 

 

Episode1

・『ライフイズストレンジ』の頃よりも幾分落ち着いている……というか、少女っぽさが残っているクロエの部屋。
この頃はまだブラックウェル・アカデミーに通っていたクロエの室内には、3年後にマックスと過ごすブラックウェル・アカデミー生たちの名前が少しだけ登場しています。

 

・学校の人気者であったレイチェルのSNSにコメントするビクトリア……マックスの頃とはまるで違う媚びっぷりにびっくりです。


・部屋のところどころにマックスと過ごした日々が残っていて、クロエの中でどれだけマックスが大きな存在だったか良くわかります。


・……そういえばクロエ、右手の薬指に指輪をしています。
彼氏がいるのかな。

クロエの性格上、男除けなのかもしれませんね。

 

・プライス家の水やり担当は意外にもクロエだったようです。
ウィリアムさんが亡くなって以来無気力なクロエは水やりをやめてしまい、プライス家の植物は枯れ果ててしまったのですね。

 

・エリオットがクロエの彼氏かと思っていたんですが、どうやらそういうわけでもないようです。
エリオットは一方的にクロエを好きなのかな。

 

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・おっ!ツンデレ女王ビクトリアがいるぞ。
わたしはこの頃の髪型の方が好きです。かわいい。

 

・人生初のTRPGをまさかゲーム内でやることになるとは……。笑
わたしTRPGよくわかってないんですが、高度なおままごとみたいな感じなんでしょうか。
……ひとりで空想するのは好きだけれど、誰かに目の前でその内容を見てもらうのは自信がないのでわたしにはマルチプレイ同様向いてなさそうだな……。

 

・クロエの過激発言の数々に引くゲームマスター、ステフ。笑
こういう風にテーブルでひっそりと遊ぶゲームは好まなそうなクロエが意外とはしゃいでいて可愛かったです。

一緒に遊んだ記念の絵描いてもらえるのすごく嬉しいな~!

 

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・うわ、あのネイサンがいじめられている……。
別にネイサンが好きというわけではないんですが、親がやった事が原因でこうやって目の敵にされていじめられるのはちょっと可哀想ですね。
言い返せる強さがあるからまだ良かったけど、これが気弱な子だったらケイトみたいな事になっちゃってたかも。

 

・サマンサちゃんめっちゃ声かわいい。

 

・レイチェルと一緒に学校をさぼって遊びまわっていたら突然レイチェルが不機嫌になり、彼女に言われるがまま人のお酒を盗んだり色々やってしまうクロエ。

 

・マックスと一緒の時はあれだけ子供じみて見えたクロエが、突然気分を害したらしいレイチェルの無茶ぶりにも怒らず対応してあげていて少し意外でした。
それだけレイチェルに一目置いていたってことなのかな……。
それとも、マックスには家族並みの癇癪を起こしてもいいってくらい精神的に依存していたってことなのかな。

 

・ここでレイチェルに対して「友情」「友情以上の……」を選択する場面が出てきて驚愕しました。
わたしがここで迷うことなく「友情」を選んでしまったのは、『ライフイズストレンジ』本編でマックスとのあれこれを見たせいでもあるし、ここでレイチェルとの間にあったものが友情以上のものであったと答え合わせされてしまうと『ライフイズストレンジ』でのレイチェルの最期が更に自分にとって大きなトラウマとして心に残りそうだったからでした。

 

・それにしても2人の関係性、急接近なんて言葉じゃ不適当なくらいスピード感ありましたね。
あれだけ執着し合う関係になったのたった2日間での出来事だったのか……。
レイチェルはフランクと付き合っていたからちょっと違うのかもしれませんが、もしクロエにとってレイチェルが友情以上のものを感じる存在だったのなら、ほぼほぼ一目惚れに近いようなものだったのかな。

 

・まさかマックスとしてクロエに接していた時の「いや……いや……ちょっとさすがにいい加減にしろよ~!😡」を今回はレイチェルに感じる事になるとは思いませんでした。
“優しくて可愛くて誰からも好かれていて完璧な女の子”と言うからにはもっと女神みたいな子なのだろうと想像していたので、ここまではただただびっくり。
あのクロエが泣くほどの弱さを見せたのに置き去りにして行っちゃうとは。
そもそも突然遊びに誘ってきたのはあなただったじゃないのレイチェル……。

 

・レイチェルの不機嫌の理由が明かされ、それと同時に癇癪を起こしたレイチェルが放った火が森へ燃え移って大惨事に。

この山火事はこの先のエピソード中終盤まで燃え続け、大変な被害を齎してしまうことになります。

 

Episode2

・ゲーム開始画面の山火事が不穏で怖い。

 

・クロエはレイチェルと共に学校をさぼったことが原因で学校を退学になりました。
さらば、ブラックウェル・アカデミー。

 

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・オイオイ……と思いつつも、女子トイレに怒りのアートを描き出すクロエにはちょっとスッキリさせてもらいました。
もうちょっと学校内ウロウロしたかったなあ。
まるっきりクロエと面識が無いらしかったウォーレンやケイトにはきっと今作では会えないだろうとは思っていたけれど、それでもモブみたいに校内の隅っこに居る所だけでも目撃したかった。

 

・デイビッド……いい人なのはわかるんですが、クロエが反抗したくなるのもめちゃくちゃわかります……。
心を閉ざしているところに急に入ってきた上にこんなに威圧的&上から目線であれこれ言われたらデイビッドを好きになんてなれない。
というかデイビッドのこの自信はどこから湧いてきているんでしょうね。
現状あんた無職のオッサンなんだよ。

 

・フランクに会いに行き、フランクの車に乗り込むクロエ。

クロエが溜めているクスリのツケをチャラにするため、“仕事”を頼みたいそうです。

 

 

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・癒しの子犬ポンピドゥー。

 

・レイチェルの起こした山火事の延焼で、フランクの仲間がブリーダーか何かやって稼ごうとしていたのがパァになったようです。
工場っていうのは、再序盤にクロエがライブ観に行っていたあの工場でしょうか。
……犬がたくさん死んだんだ……文字で読むだけでもショックだなあ。

 

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フランク、まさかの大好物=豆w
そりゃ大好物に何かされたらマックスの悪夢の中で「俺の豆を台無しにしやがって!」と言ってしまうし、マックスに豆をぶちまけられたら公衆の面前ででもぶん殴りに行きますよね。

 

・フランクのおつかいでブラックウェルの寮にやって来たクロエ。
『ライフイズストレンジ』本編ではまるで初めて寮に入ったような反応していましたが、ここで入ったなら男子寮と女子寮が別々になってるの知っていたはずですよね……まあ、続編において細かい矛盾が生じる事はわりとよくあることですしいちいち気にしても仕方ないのかな。

 

レズビアンらしいステフちゃんはどうやら本気でレイチェルに恋をしているようです。
さすがレイチェルはモテモテなんだなあ。

 

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・あれ?3年前の男子寮の地図、綺麗です。
誰が一体あんな無残な姿にしたんでしょう……。

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(↑※ちなみにこれが3年後、『ライフイズストレンジ』本編での姿。何度見てもこれはひどい
それにネイサンの部屋も無いですね。
この頃はまだ実家から通ってたのかな。

クロエの台詞からすると学年が上の子が入寮してるんでしょうか。

うーん、でもこの時点で13才だったはずのウォーレンの部屋はあるしなあ。

 

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・男子寮に入ってすぐのこの部屋、ジャスティンの名前が伝言板に書いてあったからジャスティンの部屋かと思っていたらウォーレンの部屋でした。
わたしが個人的にウォーレン好きだから記念撮影しちゃった。
科学の授業か何かでジャスティンの手助けをしたみたいですね(多分……。訳に自信がないので間違っていたらすみません)。
扉にペタペタと色々貼ってあって、まだ幼さが見えますね。

 

・エリオットの部屋には、『ライフイズストレンジ』本編でビクトリアの部屋に置いてあったフィギュアがありました。
そんなに人気キャラなんだ……。
エリオットのPC覗き見したらウォーレンの痕跡を見つけてちょっと嬉しかったんですが、それよりも……

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この検索履歴を見て「エロサイト見ないんだ」と感心するだけで済ますクロエ……つ、強いな~!
いくら好意がバレバレと言っても自分(クロエ)の名前でネット検索かけてる男、こ、怖くないですか……?

 

・ウォーレンはオタクだけど多分マックスが悪夢の中で見たようなエロコラを作るような男ではない。
でもエリオットは……うん……ちょっと……わかんないですね……(室内を隈なく物色した率直な感想)。

 

・悪い事してるのはドリューだし、実際にネイサンをいじめてるようなところも見てしまったので印象は良くなかったんですが……大事なものをしまうトランクの暗証番号を弟の誕生日にしてしまうくらい弟を大切にしていることや、やばい奴に追っかけられてる時にさりげなくクロエのことも庇ってくれようとしてくれたことから「あれ……?悪い奴じゃないみたい」と思いました。

わたしはここではドリューに言われた通りマイキーの傍についていることを選び、その後お金はドリューに返却しました。

どういう選択をするのがベストだったのかはわかりませんが、他の方のレビュー読んでたらマイキーが入院しているスクショを見かけたので、わたし個人の選択としてはこれがベストだったかなと思っています……今回の件でマイキーが暴力の被害者になるのはさすがに話が違う気がするので。

 

・続いて、レイチェルの舞台出演を見るためにステージへ。

 

・サマンサちゃんひょっとしてネイサンのこと好きなのかな……。
そ、そいつだけはやめときなよ……いくら顔と家柄が良くても最悪殺されるよ……。

 

・ネイサンも自分の父親のことパパって呼んでんだ。
え、ちょっとかわいい。

 

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うわあ…………(ドン引き)
『ライフイズストレンジ』では描かれなかった“具体的に家族からどういう扱いを受けていたのか”を掘り下げられたことによってわたしの中でネイサンへの同情心が一番膨らんだシーンがここでした。
『ライフイズストレンジ』の事件でのネイサンは結局殺されるか逮捕されるかでしたが、この父親、ネイサンのこと全然愛してなさそうだからどっちになっても我関せずを貫きそうで胸糞悪いです。

 

・ネイサン、弱い自分を隠すために強い自分を演じている部分はちょっぴりクロエに似ていますね。
……と、うっすい感想を抱いていたら

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サマンサちゃんがすごくいいこと言ってくれた。
そうそう、そうだよね!わかるよ(便乗)

ネイサンの場合はジェファソンという最悪な大人のせいで更に妙な方向に歪んでしまいましたが、ビクトリアは心の底からネイサンのことを友達と思っていたようですしサマンサちゃんみたいにネイサンを心配している人もいるし、ジェファソンさえ居なければ彼にももっといい未来が有り得たのかもしれませんね……。

 

・クロエは多分、マックスやレイチェルのように心の底から信頼している人以外には「そっとしておいてほしい」派だろうとは思いつつ、「手を差し伸べてやって」と助言をしておきました。
……いくらサマンサちゃんが頑張ってくれたところで3年後のネイサンは“ああ”なんですけどね!

うわーん!なにこの地獄!

 

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・筋弛緩剤を!?人の飲み物に!?盛る!??
ビクトリアまじやべー女wwww
一瞬カップ入れ替えたろうかと思いましたが、どうしても『ライフイズストレンジ』の時のデレビクトリアを思い出して出来ませんでした……。
が、まさか本当に飲むとは思わず「飲んでよ」と言った結果、結局ビクトリアは薬の効果でぶっ倒れてしまいました。

 

・あれよあれよという間にプロスペローに仕える精霊・エアリアルとして舞台に上がることになってしまったクロエ。

 

・やっぱ台本覚えなきゃいけなかったんかwww
そんな気はしていたので一応2回は目を通したのですがわたしが鳥頭なのでダメでした。申し訳ねえ。

・ネイサンが壇上に出た瞬間笑い声が聞こえて居た堪れない気持ちになりました。
や、やめてやって……。
そりゃわたしもネイサン好きじゃなかったけど、他生徒にいじめられたり父親にあんなに冷たくされたりしてるのを見てしまったせいで今は同情心の方が勝ってて見ていられない……。

 

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・舞台袖に引っ込んだままのクロエを連れ出すレイチェルがとても良かった。
このシーンはわたしの中で、『ライフイズストレンジ』本編でクロエとマックスが手を繋ぎながら線路を歩いていた時と同じくらいのお気に入りです。
まだネイサンがまともに(?)人と関わっていた様子も見られる貴重なシーンということもあって……。

 

・第一印象がわりと最悪だったレイチェルのことが、このあたりではもう大好きになっていました。

でも、好きになればなるほどつらい。
タイトル通りこれは『嵐の前』であり、レイチェルの未来は変わらないともう既に知ってしまっているから。

 

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ジョイスおばさんからのこういうメール見たり話したりするたびに泣きそうになります。
プライス家が全員幸せに生きていけるエンディングが何故どこにも無いのですか。

 

・アンバー家、人の家に行った時の居心地の悪さがとてもよく表現されていてすごいと思いました。
マックスとしてクロエの家に行ったときはむしろ居心地が良かったのになぁ。

 

・ローズさんはお上品だけれど内心クロエのことは良く思っていないのだろうなあと思っていたので、クロエがレイチェルパパを言い負かしてレイチェルパパ(ジェームズさん)が怒り始めた時にきちんと「クロエに失礼だわ。謝るべきよ」と言ってくれて少し驚きました。
いい人なんだなあ。
ジェームズさん、こんな奥さんが居るのに何してんのよ……。

 

・……あー。
レイチェルのご両親を初めて見た時から、髪&瞳の色がご両親どちらとも似ていないなあとうっすら思っていたんですよね……。

 

・2章終わりのムービーにてネイサンに拍手するサマンサちゃんと、そんな彼女に微笑みを返すネイサンにちょっとぐっときたんです。
ええ、ぐっときたんですが……なんでここから3年後あんなことになるんだよ!

おかしいだろ!ネイサン!!!(錯乱)

 

Episode3

・15年もほったらかしてたのに今更「更生できたから娘に会いたい」は確かにちょっと虫が良すぎる気がしますね……だからって既に家庭のある身であるジェームズがセラに別れのキスをする必要があるのかもよくわかりませんが。
日本人の感覚なら絶対許せないと思うんですが欧米ってそんなノリなの?

 

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・おお、グループラインにブルックがいる!
髪の毛がまだ真っ黒だしめがねっ娘でもないですね。
3年後のブルックもいいけど今のブルックもあどけなくてかわいいな。
送信されてる時間がもう日付変わってるけど、こんな時間まで打ち上げやってるんですねぇ。
演劇部はみんな仲良さそうで微笑ましいな。ネイサン居ないけど。

 

・ネイサンってひょっとして、レイチェルのこと好きだったんでしょうか。
クロエの前では結構情緒不安定な一面も見せてくれますが、多分学校の友達の前では常に太陽みたいな女の子だったんでしょうね。

 

ジョイスさんとデイビッドが朝食作りながらダンス躍ってるの見てちょっと笑ってしまった。
アメリカの人って日常的に踊るの?そんな常日頃からミュージカルなの?

 

・デイビッドの行き過ぎた監視、病的だなあとは思っていましたがやっぱり戦争によるPTSDなんでしょうか。
3年前にはもう既にこんなに踏み込んだ話を聞かされていたというのに、それでも『ライフイズストレンジ』の頃のクロエとデイビッドは相変わらずあんな調子だと思うと心が抉られる……。
何度も夢に登場しては死に続けるウィリアムさんを見ていたらどれだけウィリアムさんの死がクロエにとって大きな傷か痛いほどわかったので、家族3人で過ごしていた家の生活に侵食されるのが嫌な気持ちも痛いほどわかるんですが……。

 

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・あっ でもデイビッド!

そんな大事な写真をクロエに渡すのはちょっと反対かな!?
クロエってわたしがやるやらないと関係なく結構激し目なことするからそういう唯一無二の大事なものを預けられるとヒヤヒヤするんだけどなー!?

でもジョイスさんとデイビッドを悲しませたくなくて提案を受け入れてしまいました……。
た、頼むよクロエ、絶対その写真破いたり無くしたりしないでちゃんと返してあげてね……ほんとお願いだから……。

 

・クロエって運転免許持ってるんでしょうか。
(『ライフイズストレンジ』の頃は当然持ってるもんだと思っていましたが、今作を遊んでいるとどうも……「運転できる」ってだけで免許持ってそうには見えないなぁと思いまして……)

 

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・デイビッドが頑張って歩み寄ろうとしているのがよくわかる、たどたどしいメールの文面。
良い人なんですよね……いつもやり方がクロエに気に入られないだけで。
なんでこのまま和解できなかったのかなぁ。

 

・フランクにレイチェルの生みの母・セラの居場所を教えてもらおうと向かったところ、明らかにヤバい男であるデイモンが一緒に居ました。
ナイフなんて取り出してきて、非常に物騒な雰囲気です。

 

・……ところで、ここで顔を合わせたフランクとレイチェルが意味深に視線を交わすのが非常に気になりました。
ひょっとしてもうこの時点でフランクとレイチェルは付き合ってたんでしょうか……。

 

ええーーー!
レイチェルやばすぎ、この雰囲気の中なんとデイモンを殴打いや嘘でしょ!?
あのクロエもさすがにドン引きしてますよ!
でもお嬢さんそれは勇敢とは言わんで……刃物持ったジャンキー相手になんてことするのよ……。

当然のように反撃されて重傷を負ったレイチェルを抱え、クロエは病院へ。

 

・ドリューの治療費はネイサンのお父さんが出してくれるんだ……。
嫌な人だと思っていたし実際嫌な人なんでしょうが、これに関しては素晴らしいですね。
ノース家、生活がかなり苦しいみたいなのでこのままじゃ治療費払えないだろうなとちょっと心配だったんです。

 

・クロエの選択のおかげでサマンサちゃんとネイサンが付き合ってる!?わー!!
ちょっとちょっと会話を詳しく聞かせてよ、と開いてるドアに近寄ったらクロエの独り言にかき消されて全部聞こえなかったです……悲しい……。
……それにしてもそれならどうしてネイサンは3年後にあんなことになってんですかほんとに。
こんなの絶対おかしいよ……。
サマンサちゃんという理解者を得たネイサン・プレスコット、このまま穏やかに生きていく世界線もあったかもしれないのに……。

 

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・やっぱウォーレンと違ってヤンデレ臭がすごいんだよなこの子。

 

・被害者のいる事件の証拠品を燃やすってさすがにまずくないですかねクロエさん。
検事の家&部屋に忍び込んでる時点で相当やばいことなんだよ。
……なんでこの子逮捕されずに19年生きてられたんだろう。

 

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・ほら!ほらやっぱり!
絶対おかしいと思ってたよこの子!
ウォーレンの時に感じた癒し系オーラゼロだったもん!怖いんだもん!

ウォーレンを見習え!

 

・デイモンがこの後フランクともみ合いになった後出てきませんでしたが、どうなったのでしょうか。

最後のムービーでフランクがデイモンの持っていたナイフを手にしていたので、殺しちゃったのかな……。

 

・最後の選択肢でわたしはレイチェルにすべてを打ち明けませんでした
その結果解除された実績「悪魔は皆ここにいる」……言い得て妙……怖すぎる……。

 

その他感想

同じ田舎町、同じ景色のはずなのに雰囲気はまるっきり違う。
マックスの時に感じた“普通の女子高生の日常に突然混じったノイズ”感は殆どなく、“元からもっと重くドロドロした海”をクロエ&レイチェルと共に泳いでいるような感覚でした。

 

一番の見どころであり特徴でもあった「時を戻せる能力」の無いLife is Strange。
マックスと違って時間は戻せないので選ばなかった方の選択肢を見る事が出来ないのはやっぱり少し残念でした。
むしろこれが普通なのに、もうすっかり巻き戻せていた頃の便利さに囚われてしまっています。
よりリアルさを追求して没入感を得るためなのかスキップ機能も無くなっているのが地味に痛くて、ほとんど選択をやり直していません。

 

全体的に淡々としており前作よりも小ぢんまりとした印象を受けたお話でしたが、最終的な結末……つまり未来のレイチェルやクロエ、ネイサンがこの先どうなるのかを知っている上で遊ぶのは非常につらいものでした。
スタッフロールの後の暗室……ユーザーへの精神攻撃に容赦がなさすぎる。

 

引っ越していったマックス、クロエが送ったメールに返信もしなかったのだと知って少しショックでした。
そんな状態で再会して、よくあんなにフレンドリーに接してくれたなぁ、クロエ……。
(もっとも、マックスは『ライフイズストレンジ』本編でも、頻繁にメッセージを送って来るウォーレンのメールも結構な頻度で無視している印象だったので元々あまりメールでのやり取りが得意な方ではないのかもしれませんね)

 

わかっているつもりでいましたが、クロエにとってウィリアムおじさんを亡くしたこと、マックスがいなくなったことが想像以上の傷だったことも思い知りました。
優しかったお父さんは夢の中でもいつもクロエの良き理解者であり良き父親ですが、彼女の夢はいつも最後にはウィリアムさんが事故に遭うところで終わってしまいます。
クロエはこんな夢を一体いつまで見続けることになるのでしょう。
『ライフイズストレンジ』の頃、マックスがクロエの抗うつ剤を見つけていたので、恐らく3年後もまだこういう夢を見る日があるのだろうな……と思ったら悲しくなりました。

 

それにしても逆に「よく19まで生きてたな……」と素で思うくらい危ねー橋を渡りまくる女、クロエ・プライス。
自分で操作しているのにヒヤヒヤしっぱなしで、そこはマックスとは全然違う意味で“心臓に悪い”。
女だから男だからという考え方は嫌いですが、それでも一般的に男性の方が力が強いのも確かなので、どこかで人殺してても不思議じゃないような見た目の男たちに平気で暴言を吐くクロエは見ていて危なっかしかったです。
人の物平気で盗むし、公共物や他人の持ち物に落書きするし、クスリやタバコもやってるし……そりゃジョイスおばさんもデイビッドも心配するよ。

 

わたしが前作でネイサンにいまいち感情移入できなかったのは、周囲が「あいつも大変なんだ」という話をしているのを聞くことはあれど直接ネイサンの闇部分について知る事がほとんどなかったせいでもあったのですが、今作で掘り下げられたせいで逆に彼に対してどういう気持ちでいればいいのかわからなくなってしまい困惑しています。
16歳くらいの一番多感な時期に親からも他の学生からもあんな態度取られ続けてたって知ってしまったら、さすがにネイサンに対しても同情してしまって……。
選択によってはネイサンの良き理解者となり得ていたサマンサちゃんは『ライフイズストレンジ』本編の頃、どこへ行ってしまったんでしょうか。
もう卒業しちゃったのかな。
それともマックスみたいにどこかへ引っ越した?
ジェファソンの作品にされて殺されてなければいいんですが……。

 

これもコントローラーが上手く反応しない故の不具合な可能性がありますが、ボイスが最後まで再生されずに急に飛ばされてしまう事が何度かありました。
あとは開発会社が違うのが影響しているのか3Dモデルの挙動がたまにおかしくて、今はまだカメラで映ってるところなのに一瞬顔があさっての方向を向く瞬間が映っているような場面もちらほら。
MMDで油断してるとやっちゃいがちなミスだ……とわたしはむしろちょっとニヤニヤしちゃったんですが、商品として売ってるゲームでこれはちょっとアカン気はします。
モデルの動きは前作『ライフイズストレンジ』の方が自然かつ滑らかで好きでした。

 

クロエの日記の絵はクロエ本人が描いているのでしょうか。
クロエって落書きも上手だし、絵の才能がありそうです。
あのままブラックウェルに居たら案外芸術科で才能が発揮できたかも……。
あと、彼女の利き手がちょっと気になります。両利きなのかな?
左手で落書きすることが多いんですが、病院では右で描いてましたね。
レイチェルとの嘘当てゲームの時にそんな選択肢が選べたような気がしますが、記憶に残っていないという事は多分わたしは別の選択肢を選んだんだと思います。

 

今回のレイチェルの悩みや葛藤は、自分が同じような経験をしていないせいかあまり感情移入は出来ませんでした。
こういう時、子供にとっては“ずっと一緒に過ごしてきた育ての親”の方に愛情を感じるものではないのかな……と思ってしまって、レイチェルがどうしてそんなに危険を冒してまでセラさんに会いたがるのか最後まで良くわからず。
少なくともローズさんはとてもいいお母さんだと感じたし、レイチェルへの愛情も確かに母親のそれだと思いました。
本人が産んでいないからといって、15年間愛情を注いできた娘に「誰を信じたらいいのかわからない」と評されるローズさんがちょっと可哀想でした。

 


服装やフランクの部屋で見つけた写真から、きっとレイチェルもただのおとなしい女の子ではないのだろうとは思っていましたが、それにしたって今回初めて喋ったレイチェルは『ライフイズストレンジ』の頃に周囲から聞いていた『レイチェル・アンバー』の印象とはかけ離れすぎていて結局心がついていけないまま終わってしまいました。
どうやらレイチェルがセラさんと再会できるエンディングもあるにはあるようなのですが、今回は『ライフイズストレンジ』の頃とはまた違った理由で「今すぐは見なくてもいいかな……」と思うのが正直なところです。
レイチェルのことはもちろん嫌いじゃないものの、癇癪の度合いがクロエとは桁違い(もちろん悪い意味で)だったので彼女に大きく関わりそうな選択をする時はいつも以上に緊張しました。
ぶっちゃけ恐怖心が大きかったです……怒りっぽい彼女の居る男性って多分こんな気分なんだろーなと思いました。
でももうそれほどプレイ時間もかからないはずなので、次の土日にでもやり直してみようかなと思っています。

 

また長々と失礼しました。
わたしの“Life is Strange: Before the Storm”感想は以上となります。


「兄弟!?無印終えたら買お~」と思いつつPCスペックが足りなくて買えていなかったLife is Strange2、PCを買い換えた&先日steamサマーセールがあったのでついに買ってしまいました。
以前「兄弟!?無印終えたら(ry」と無邪気に思っていた時とは違って「Life is Strangeはヤバい、感情移入しすぎると心が壊れる」ということを知ってしまったのでとてつもなく怖いです……が、近いうちに遊ぶ予定でいます。
また心が抉られた状態で感想を綴りに来るかもしれませんが、よろしくおねがいします……。