積みゲー崩しと備忘録のようなもの

ひたすらゲームの感想を残すブログ

でみめん

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でみめんというアプリがありました。
残念ながら2019年12月12日、サービス開始から1年でサービス終了してしまったソシャゲ。

気になっていて、サ終の話を聞いてからインストールしました。
なので指揮官として過ごしたのは1ヶ月くらい。
……そんな指揮官もどきが偉そうに記事を書くのもどうかなと思いはしたのですが、少なくとも1ヶ月楽しませて頂いた記録として『でみめん』を今更ながら記事に残しておこうと思います。お許しください。

 

 

でみめんとは?

 


株式会社ラップランドによるソシャゲでした。
(ラップランドさん、聞いたことの無い会社だな……と思ったのですが、どうやら株式会社イグニスの子会社のようですね)

 

突然地球から異世界に飛ばされてきた主人公。
飛ばされた先の星では毎日魔王の手下による攻撃があり、国を守るために国民の男性陣が兵として駆り出されていました。
主人公は兵である男性たちをまとめる指揮官として働くことに……というストーリーです。

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登場する兵たちは『デミヒューマンなイケメン』、略してでみめん。
その名の通り関わるキャラクターは男性しか居ないので一応女性向けのゲーム、とはなっていますが、主人公は男性女性どちらでも選択可能で年齢や一人称も自由に決められます。
私のように「乙女ゲーは苦手だなあ……」という女性や腐女子、男性ユーザーにも優しい、珍しいシステムでした。
……逆に、男性キャラとイチャイチャしたい、根っからの乙女ゲー好きな方や夢女子さんにはちょっと物足りない部分もあったのかもしれませんね。

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人間ではないなと一目で分かるキャラクターも多かったため、人外好きさんやケモナーさんからの支持も多くあったようです。
普段いる・過去にいた界隈の狭い世界しか知らなかったせいで、ケモナーはなんとなく男性が多く、人外好きはなんとなく女性が多い……という勝手なイメージがあったのですが、でみめんを楽しんでいる方々の呟きをTwitterや他のブログで拝見して、まったくそんなことはなかったんだなぁ 偏見だったなぁと新たな発見をすることも出来ました。

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魔王との戦闘や兵役という重い言葉が並びますが、女性向けとして開発されたゲームだからなのか戦闘もイベントも会話もゆるっとしていて全体的にポップでかわいらしいイメージでした。
キャラクターと一緒にご飯を食べて親愛を深めたり、一緒に遊園地で遊んだり……というお楽しみ要素も良かった。

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そしてこのゲーム、シナリオを進めていく時に体力、SPが要らないので時間と隊員の強さがあればいくらでも先に進めてしまえたのですよ。
サ終でそういう仕様になったのか初めからそうだったのかわかりませんが、先に進むのに体力を消費して回復は課金または時間制というのは意外と面倒くさいので本当に嬉しかったです。

それに、そのおかげでたった1か月の指揮官生活でもメインストーリーを最後まで楽しむことができました。


キャラクター数が少なめで推しを愛でやすいのも個人的には嬉しいポイントでした。
(もっとも、この先もサービスが続いていけば隊員ももっと増える予定だったのでしょうが……。)

過去には色々なことがあり、その結果ユーザーが離れていったり炎上したりといったこともあったようですね。
もっとも炎上やバランス調整不足等でのユーザー離れはソシャゲのサービス開始時にはよくある話です。
それでも立て直せるソシャゲもあれば、今回のように消えていくソシャゲもある。
ただ遊ばせてもらってるだけの立場の私としては、ソシャゲ界隈の大変さを慮ることしかできません。
そんなわたしは大好きなキャラクターやシナリオが消えてしまうのは悲しいので、最近は極力ソシャゲにハマらないように気をつけています( .. )

 

あんまりよくわからないけど、お知らせをちょっと見た感じ、人気投票とやらで票を多く獲得した人が特別にイラストを描き下ろしてもらえるような形のイベントが多かったのかな?
同じキャラばかり特別イラストが並んでいるな、 と思いつつ見ていました。
人気投票って昔から色んなゲームでやりますが、個人的にはあまり好きじゃないんですよね。
人気投票で推しがランク外になっても上位にランクインしてもどちらにせよ微妙な気持ちになるので……。
SNS等で上位キャラ(推しでも推し以外でも)やそのファンに対して他キャラのファンからあからさまにヘイトが溜まっていってるのを見てると凹んできますし。
人気投票って『ゲームに途中参入のキャラが上位にランクイン』って展開はよく見ても、基本的に既存キャラ同士では大きく順位が変動することはないと思ってるので、1度くらいなら楽しめても何度も見なくていいかなと思います。

 

キャラによって個別シナリオの熱量が露骨に違うのも少し残念だったかな。
推しのほとんどが親愛25までしかイベント配信されていなかったのですが、その中でも異常に短い会話だけで終わってしまったキャラもいて愕然としました。

だからこそ余計にサ終が悔やまれる……。惜しいソシャゲを亡くしました。

気になってたんだからもっと早くインストールしろよわたしよ……。

 

第1部隊が負けたら他の隊がそこまでの戦闘状況(クリア条件となる、集めたフェルトの数)を引き継いで出てきてくれる。←とても良いシステム。

戦闘はポップだし、ノリもゆるいから忘れそうになるけれど、普通に死ぬかもしれない戦いらしいのに何故か第1王子も第2王子も主人公の隊の兵としてしれっと混ざってきてしまう
あ、あんたら……もし2人ともに何かあったらこの国やべーぞ せめてどっちか留守番して……とハラハラしながら戦闘に駆り出していました(駆り出すな)。
第2王子様はパッと見女の子に見える外見+のほほんとした穏やか〜なキャラなので、喜んで兵役に志願してきたことがますます不思議です。遊園地に行くとめちゃくちゃはしゃぐし、戦闘をゲームか何かと勘違いしているんじゃないかなこの人。

f:id:nksz:20200321181344j:plainf:id:nksz:20200321181349j:plain(※ボロくそ言ってますが第2王子は最推しでした( ˇωˇ ) 好きだから一緒に連れ回せるのは嬉しいけど、いや、でも……やっぱり不安だから留守番してて……と思ってひやひやしちゃうくらい性格がぽや〜んとしてる。

純粋にお兄ちゃんが大好き、尊敬してるって弟キャラがとても好きなので、めちゃくちゃ癒しでした。ありがとうでみめん)

 

推しはいっぱいいましたが、全員紹介しようとしたら気持ち悪くなると思うので保存していたスクショをざっと見た時にぱっと目についた推しキャラクターを3人紹介するぜ!(雑)

サ終しちゃってるからネタバレしてもいいよね……?

 

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指揮官になって初めに入隊してくれたのがモリッツさんでした。

妙にセクシーなおじさま……なんとアラカン

主人公と同じ地球出身だけど日本人ではないらしい。

男も女も恋愛対象だよと言いながら指揮官が男だろうと全力で口説いてくる素敵なプレイボーイ。

でもうちの指揮官は14歳♂だったのでここが地球だったら普通に捕まってますよモリッツさん。

 

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オネエなのかなんなのかわからない喋り方の、妙に色っぽいレフさん。個別シナリオ配信が途中で終わったので、彼がノンケだったのか男もいける人だったのかはわかりません。

本業は小説家。「美容の大敵……」と言いながらも待ってくれない締切に苦しみ、連続徹夜でグロッキー状態になるかわいそうな人。

でもこんなほっそい美人なのにお酒が大好き。かわいい。

 

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病弱ネガティブなオタク。本屋さんで働いてます。

常におどおどしてるけど主人公が話の分かる(漫画とか読む)人間とわかった途端大喜びで布教用の漫画を全巻押し付けてくるオタクの鑑。

何故かレフさんと仲良しっぽい。どちらもツノ生えてるし肌の色が特殊なので同じ種族なのかもしれない。

 

………以上だ!(満足)

 

アサヒって名前で某ビールを思い出したんですが、まさか本当にキャラクター全員ビールが名前の元ネタとは…お酒ほぼ飲まなくて詳しくないのでアサヒ以外パッと見では気づきませんでした。

ラスボスである魔王と勇者の関係性とか、隊員同士の仲良し会話とか……腐女子としてはかなり おいしいなー と思うところもたくさんありました。
主人公はわたしの趣味で14歳の男の子にしたので、隊員たちから純粋に弟みたいに可愛がってもらえるのも嬉しかった。
こういうゲームがもっと増えたら私得ですが、売り出すときに乙女ゲーと言ってしまうと乙女ゲーユーザーさんからしたら「物足りない」んだろうし、これを逆にBLゲーと言ってしまうと腐女子としては「物足りない」と思ってしまうだろうなと思いました。
それを期待してDLしてしまうと「期待させておいてこんなどっちつかずなら、じゃあ普通の乙女ゲー(BLゲー)がやりたい」と考えてしまうと思うので。
そう考えるとなかなか売り出し方が難しいシステムですよね……。


なんだか最後にいらないことをごちゃごちゃ書き連ねてしまいましたね。
滑り込みで最後の花火を見せてもらったような半端な指揮官で申し訳なかったですが、楽しませて頂きありがとうございました。
もう彼らとはスクショの中でしか会えないのが残念ですが、ようやく記事にできた事でひとつけじめをつけられたような気がします。

 

最後にお気に入りのスクショを貼っとこう。

個人的に癒されるキャラ2人の勝利モーションです。

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