積みゲー崩しと備忘録のようなもの

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GRAVITY DAZE

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youtu.be

www.jp.playstation.com

 

GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動 を遊びました。

※私はPS4を持っていないのでPS Vita版についての記事になります。

 

ソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より2012年2月9日に発売されたゲームです。

身内が発売当時に買って遊んでいたものですが、身内はもうゲームはやらなくなったので譲ってもらいました。

2015年12月10日にロード改善やギャラリー等、追加要素のあるPS4版が発売されており、また2017年1月19日には続編となる GRAVITY DAZE2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択 がPS4専用ソフトとして発売されている(2018/10/30現在)のでPS4をお持ちならPS4版が断然おすすめのようです。

 

少女は、空に落ちる

 

ゲーム紹介と感想。

ゲーム紹介は極力ネタバレ控えめにしたつもりですが、感想のほうはネタバレしかしてないのでご注意ください。

 

 

 

あらすじ

見知らぬ街の庭で目を覚ました主人公の少女。少女は過去の記憶を全て失っており、自分の名前さえもわからなかった。

何故か彼女の傍にいた黒猫によって重力を操る力を得た少女は、その力を使って街の為人の為に奔走する事になる。

 

登場人物紹介

 

※主観が入ってます。

 

キトゥン(CV/小林沙苗

本作の主人公。本来の名前がわからないので、街の人々からは「いつも黒猫を連れて回っているから」と、キトゥン(子猫)という名前で呼ばれている。

年若い少女らしく喜怒哀楽を自由に表現し、見知らぬ街で明るく前向きに生きていこうとする。

優しく何事にも一生懸命で他人の為に労力を惜しまない。

 

ダスティ

キトゥンの相棒である黒猫。

キトゥンの不思議な力はダスティが傍にいる時にしか使えない。

かわいい。猫だよ、しかも黒猫だよ…(ただの猫好き)

 

シドー(CV/四宮豪)

警務官の青年。とあるきっかけからキトゥンと出会い、以後度々顔を合わせることになる。

お調子者だけれど性格は悪くない。憎めないヤツ。

 

クロウ(CV/木下紗華

カラスを連れた謎の少女。

キトゥンと同じような力を使い、何故か町の人々やキトゥンの事を敵対視している。

キトゥンは度々彼女から「死ね!」と理由もわからないまま暴言を吐かれ暴力を受けることになる。

 

 

ゲームは重力を操って好きな方向へ進むことが出来るので、空に向かって飛び出せばそちら側が地面になり、キャッチコピー通り「空に落ちる」事が出来ます。

また、壁や塔の側面を駆けあがったり空中に留まって屋根よりも高い所から街を見下ろす等、人間では絶対にできないような動きもキトゥンとダスティなら可能。

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人や物を浮かせて運ぶことも出来ちゃいます。

街は非常に広く複雑なつくりをしている為徒歩で移動しようとするとかなり大変です。

街には一応地図がありそれを見ながら目的地を設定する事ができますが(※目的地には目的地までの残りの距離を表示するマーカーが出ます)、よくわからない時は一度空に浮かんでからそれらしいところを目掛けて進んで行けばいつかは着きます(強引)。

非常に高い所から重力に身を任せて落っこちても、ちょっと「ウッ!」となるだけで体力は減らないし街の物をおもむろに破壊しても特にペナルティは無いし、結構自由なゲームです。

 

キトゥンが目覚めた街、ヘキサヴィルは空中に浮かんでおり、底には重力嵐と呼ばれる闇が広がっています。

そこへ吸い込まれてしまうと戻っては来られない……ということで街の人たちは重力嵐を酷く恐れています。

※キトゥンも重力操作をせずに落下し続けていくと重力嵐の近くまで落ち続ける事になりますが、飲み込まれる前にダスティが助けてくれるので特に問題はありません。また、空に向かって突き進みすぎても同じようにダスティによってヘキサヴィルに戻されてしまいます。

 

ネヴィと呼ばれる謎の怪物や他登場キャラとの戦闘もあります。

ストーリーを進めると重力を使用した技や必殺技が使えるようになっていくので、キトゥンはそれらを駆使して戦う事になります。

キトゥンの能力はプレシャスジェムというアイテムを使えば強化する事が出来、このプレシャスジェムは街中の色々なところから収集したり、敵を倒すことで得られたりします。

プレシャスジェムは普通の人間なら絶対に行けないような街の裏側や屋根の上、聳え立つ塔の側面等様々な場所に配置されている為、重力操作で浮遊しながら街の隅々まで見て回るのもとても楽しいです。

 

 

以下、個人的な感想。

シナリオについて*重大なネタバレ*を含みます。

 

 

感想(ネタバレあり)

 

雑感

 

最初は操作に慣れなくて、クリアまで出来るかな…と本当に不安だったのですが何とかなって良かったです。

チュートリアルの時点ではほとんど何も理解出来なくてw

自分がいかに方向感覚がないか改めて実感することになりました。

最初に子供を助けるために瓦礫を足掛かりにしていく時点で何度も着地に失敗して重力嵐に吸い込まれたり、空に吸い込まれたり、壁に上がってから目標地点を見失ってキトゥンのおみ足を眺めるだけになったり……いや~、やっぱり習うより慣れろでした。

さすがにエピソード10越えた頃には進みたい方向にちゃんと進めるようになっていました(遅すぎ)。

 

空中に浮かぶ際、どこかから悲鳴が聞こえるな?としばらく首を傾げていたのですが、キトゥンが重力操作をすると周囲も巻き込まれるんですね!

これもしばらく気づかなかったです…カメラ操作に慣れず周囲を見る余裕がなかった。

カメラを上手に動かせるようになった頃、「あっ さっき隣歩いてたモブが浮いてる…」とやっと気づきました。

初っ端からいきなり「重力使いはクソ」というような事を言われてキトゥンと一緒に腹を立てていたんですが、「そりゃこれじゃあ重力使いへの印象悪いわな……そういえばキトゥン(私)さっきベンチぶっ壊したし…」と思ってしまいました。

でも何を破壊してもモブを高いところに置き去りにしても走ってて通行人を転ばせても特にペナルティは無くてよかった。

バトルもなかなか慣れず悪戦苦闘し、特に最初の頃はバトルじゃない時に街で孫と談笑してるおばあちゃんに力いっぱい重力キックをおみまいしてしまったのでヒヤッとしました。

キャー!って悲鳴上げながら倒れたので……。

これもペナルティなくて良かったー、死んじゃわなくて良かったー…!

 

そして、大抵のゲームは【○ボタンで話しかける】というイメージがついてしまってる私のせいで、人の前に来て話を聞こうとしてるのに突如重力グラブで周囲の人間を持ち上げる というような怪しい行動を何度も取ってしまうキトゥンちゃん。ご、ごめん。

これもエピソード6くらいからやっと慣れました。遅すぎ。

 

キャラクターについて

 

とにかくキトゥンがとても可愛い。ひたすらに可愛い。

パケ絵のイメージしか無かったのでクールな子なのかなと思っていたんですが、良い意味で予想が外れました。

実は地図表示の画面から終わらせたストーリーミッションをキトゥン目線で振り返る機能があることにクリア後まで気が付かなかったのですが、

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これ読んでますますキトゥンが好きになりました。

なんだあいつ!笑  かわいい。

 

ダスティも可愛いし、シドーや彼の後輩のカジも好き。

シドーは終盤キトゥンが危なくなった際に軍に逆らってまで助けようとしてくれた事で更に好感度が上がりました。

クロウも敵対時〜友好的になってからもずっと好き。

それと、またショタコン心が滲み出て申し訳ないんですがザザも最高でした。見た目通り生意気…と見せかけてお礼と謝罪がちゃんと出来る子。素敵。

もっと会話したかったなぁ。

遠足のバスが落ちたって話だけど引率の先生とか運転手とかはいなかったんだろうか。

 

メインキャラクターたちは良かったのですが、街の人たちにイラッとすることは結構ありました。笑

キトゥンちゃんいい子すぎて涙出そう。

もっとみんな優しくしてあげてよ!(※それじゃゲームにならない)

最初に助けた父子もそうだし、手紙を落とした女性も……オチがまた酷いし。

あんたのせいでどれだけキトゥンが大変な目に遭ったと思ってんのよ!あと病死した彼氏がかわいそう。

(いや……でも冷静に考えればヘキサヴィルでは1年経ってるから、新しい彼氏も作らず元彼を偲んで喪にふくせというのも違うか…でもなぁ〜、モヤモヤ)

 

 

その他

 

能力が使えない場所、異常に怖かった〜 重力のまま下へ下へ落ち続けないといけないのは怖いですね。

これがもしVRだったら途中でショック死しそう。もしかしたら単に高所恐怖症なのかもですが…。

 

中盤~終盤は何度もゲームオーバーになってしまったのですが、完全に最初から(エピソードの最初から)でないところも新設設計で嬉しかったです。

ある程度区切りのある戦闘ではその区切りから始めてくれたりするしね。

  

あ、子供達しかいない街の地図の手作り感が大変良いと思いました。

 

 

疑問点

 

*キトゥンの過去。キトゥンが犯した罪とは?そして彼女は何を背負わされ逃げ出したのか?そもそも彼女はどこからやってきたんだろう

*ゲイドやシアネアの存在について。 シアネアの言う、キトゥンの夢とはどこからどこまでの話?シドーもキトゥンの夢には必要……というようなニュアンスのセリフがあった気がする

*クロウやキトゥンが重力使いになった経緯

*ダスティや、クロウが連れているカラスは何者なのか?

*キトゥンが夢の中の世界で見たもの(城の中で見た人やエイリアスの素顔)はなんだったのか。

*目を覚まさない方舟の子供たちのその後

 

こうして街に訪れた平和。しかし、その日常は一瞬にして脆く崩れ去ってしまう…… という不穏な終わり方からして最初から「伏線の回収は2へ続く!」予定だったのかな。

上記の疑問点についてはきっと2で全貌が明らかになっているんだろうな~と思うのですが…残念ながらPS4を所持しておらず今のところは購入する予定もないので、しばらくはこの疑問を抱えたままもやもやと生きていくことになりそうです(大袈裟)。

もしくはDLCで補完される点もあったり?(DLCについては悩んだのですが、万が一いつかPS4を購入することがあれば最初からDLCのシナリオも入っているらしいPS4版を購入したいので今回は見送りました)

ネタバレ平気派なので調べてみてもいいんだけれど、このゲームはシステムが面白かったのでシナリオはわかっても結局自分で遊びたくなってしまいそうだしなぁ。

 

 

 

 

グラビティデイズとは関係ない、どうでもいい話)

Vitaは画質が綺麗で好きなんだけれど、ついに生産終了が決定してしまったので今後やりたいゲームが据え置き機で出る確率が上がりそうだなぁ。

寝る前にちょっとだけ出来て、スリープも出来るし持ち歩いて車の中の待ち時間等でも遊べたりする上に場所を取らない携帯機が好きなんだけど。

もし今後やりたいゲームが全部据え置き機でしか出なくなってきたら購入するしかないよなー……。と考える今日この頃です。

お値段が張るのももちろんだけど、場所を取るのが嫌+テレビをいちいち起動するのが面倒でPS3以降の据え置き機はソニーのも任天堂のも何も買ってないんですよね。